「出会いは、お客さんと従業員。そこから、ひたむきな想いを紡いで成就させた、2年越しの恋。」

【性別】男性
【職業】(恋人同士になれた時)
公務員
【自分の年齢】
好きになった時31歳、恋が成就した時33歳
【相手の年齢】
好きになった時25歳、恋が成就した27歳
【好きになってから恋人になるまでの期間】
好きになってから2年で恋人になれた

【出会い】
行きつけの飲食店で自分が客として訪れた際に、フロアスタッフとして働いていた彼女と出会い、言葉を交わすようになったのがきっかけ。
【好きになったきっかけ】
はじめは、特に気にならなかったが、よくよく彼女の顔やスタイルを見続けるうちに、彼女の容姿が自分好みであることに気づき、自分の方から彼女への想いを募らせていった。
会うたびに彼女への思いは強まっていき、そうこうする間に何としても付き合いたいと思うようになった。
何度も言葉を交わすうちに、親しく話せるような関係になれたので、プライベートで2人きりになれる場所に呼び出し、思い切って付き合ってほしいと告白した。

【好きになった人について】
外見は、多部未華子似で、スタイルは細身。
背はあまり高くはなく、160センチメートルよりも少し低いくらい。
バストはあまり大きくはなく、かといって小さくもなく、ちょうど自分の手のひらにおさまるぐらいのサイズ。
趣味は、映画鑑賞。
特技は、クラシックダンス。
職業は、飲食店従業員。

【片思い中の相手との関係】
飲食店の客と従業員という関係。
あくまでも業務上の応対での会話を取り交わしていた。
しかし出会った当初から、互いに、相手に対して、好印象は抱いていた。
だが、彼女が向けてくれていた笑顔は、あくまでもビジネススマイルに過ぎないのだろうと捉えていた。

【片思い中の悩み】
自分の方が年上で、しかも年齢がそのときすでに30歳代だったので、まだ20歳代の彼女に敬遠されるのではないかと思い、不安だった。
また、彼女の方は、割と誰にでも愛想よく、また卒なく対応できる人だったので、きっと持てる人で競争率が高そうだと思い込んでいた。

【恋の相談をした人】
誰にも相談しなかった。
恋を成就させる自信がなく、半ばあきらめの気持ちが勝っていたから。
最終的には、付き合ってほしいと告白するつもりでいたが、もしフラれた場合には恥ずかしさが残ってしまうのではないかと懸念したから。

【片思い中に頑張ったこと】
まず、身ぎれいにして、彼女や、彼女の周囲から悪い印象を持たれないように注意した。
努めて明るく陽気にふるまい、自分が彼女に対して好感を持っていることが伝わるように話した。
また、彼女の特技がダンスだったので、自分もダンスについて調べ、専門的知識をある程度付けられるように、専門書を何冊か読んだり、動画を見ながら造詣を深めるようにした。
ダンスに関する話題を振ってみると、彼女の喰いつきが良かったので、その話題を切り口に、彼女のプライベートな情報を聞き出すことができた点は成功だった。
ただ、まずかったのは、ダンスの趣味を知識レベルで止まらせるのではなく、実践してみようとまで思い立ってしまったところは、失敗だったと思う。
いざ、ダンスを習い始めてみると、自分のリズム感とセンスのなさを痛感することになり、逆に自信を無くし、ちょっとした自己嫌悪に陥ってしまった。

【恋人になれたきっかけ】
幸運なことに、恋を成就させるにあたって障害になる事象に、ほとんど見舞われなかった。
まず、飲食店の客と従業員という関係性から始まり、最低限の会話を交わす必然性を伴いながら、自然な形で親しくなることができた。
そうして、親しくなってからも、互いに好印象を相手に対して抱いていたことにより、デートの頻度を徐々に増やしていくことができた。
また、出会って半年ほどたったあたりから、自分の側でも彼女の趣味に積極的にコミットしようとしたので、そういった自分の姿勢を彼女が好意的に評価してくれた点も、恋の成就には大きく寄与したのではないかと思う。
出会って1年半ほどたった頃には、自分自身もダンスに挑戦し、あえなく断念するという醜態をさらしたものの、そうしたネガティブな一面を彼女の前でありのままさらけ出せたことが、結果的に距離感を急速に縮めることに貢献したとも考えられる。

【簡単に言うと・・・】
恋人になれたけど、今はもう別れた
【現在の関係】
恋人になってからは、2年ほど付き合いが続いた。
しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るい、各国で渡航規制が強化されたのがきっかけで、海外渡航ができなくなり、インドネシアに住む外国人である彼女と会うのが困難になった。
その後も、メッセージのやり取りは続いたが、渡航制限が長引くにつれて、次第に疎遠になり、今後の国際情勢にかんがみて、お別れすることになった。
現在もたまに連絡を取り合うことがあるが、恋愛関係ではない。
やはり、実際に頻繁に会えなくなると、互いに心が離れやすいのだということを実感している。
コロナショックがなければ、自分と彼女との関係も今とは違ったものになっていたかもしれないことを思うと、何ともやりきれない気持ちになる。

【片思い中の自分へアドバイス】
彼女と出会った当時は、自分の片思いを成就させられるなどとは夢にも思っていなかった。
それでも、積極的に彼女に対してアプローチし続け、話題作りや彼女の趣味などへの理解を深めようとしたことは、明らかに自分の成功体験につながった。
そんな当時の自分の姿を思い返すにつけ、あらためて恋の持つ情熱的な力、人を大胆にさせる効果は偉大だと感心させられるとともに、「よくがんばったな!」と、当時の自分をほめてやりたい気持ちになる。